UPDATE 「スター・ウォーズ エピソード9」監督降板、新たな監督候補浮上、「我々のやり方に従うか、出て行くか」MCUと同様のアプローチと報道










UPDATE 2017/09/11
日本サイトでニュースのソースとして使われたVarietyの記事が日本版で本日公開された。
映画『スター・ウォーズ』のエピソード9、コリン・トレヴォロウ監督が降板(Variety)



「スター・ウォーズ エピソード9」監督降板、新たな監督候補浮上


2019年に公開の「スター・ウォーズ エピソード9」よりコリン・トレヴォロウ監督が降板することが公式サイトStar Wars.comで発表された。監督とスタジオ側のビジョンが異なりが降板の理由だそうだ。新監督は「エピソード8」のライアン・ジョンソンと「エピソード7」のJ・J・エイブラムスの名が挙がっているとIGNが伝えた。


Star Wars.comで発表された声明TV Grooveによるの翻訳)
「ルーカスフィルムとコリン・トレヴォロウは、『スター・ウォーズ/エピソード9』において、たもとを分かつことで合意しました。企画開発のプロセスにおいて、素晴らしいコラボレーターでしたが、このプロジェクトに対して、お互い異なるビジョンを持っているとの結論に至りました。我々は、コリンの今後の活躍を祈るとともに、同作に関する情報を近いうちに発表する予定です」

ライアン・ジョンソン監督によるエピソード8「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」は12月15日公開、監督不在の「エピソード9」は2019年5月24日全米公開となっている。




降板の裏側


ビジョンの違いについて裏側の情報も出ている。TV GrooveはVarietyの情報を紹介し、脚本をめぐりトレヴォロウとスタジオ側で意見の相違があったという内容を伝えた。また海外ドラマNaviが紹介したThe Hollywood Reporterにはさらに詳しい情報が載っている。


The Hollywood Reporter情報(海外ドラマNaviの紹介)
米Hollywood Reporterが関係筋の情報として伝えたところによれば、『エピソード9』の企画段階では、共同脚本も手掛けていたトレヴォロウが幾度も改訂を重ね、頭の痛い問題になっていたとのこと。今年8月には、英国の脚本家ジャック・ソーン(『幸せになるための5秒間』)が、新たに脚本に参加することが報じられたばかりだった。さらに、トレヴォロウとルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長との仕事上の関係も悪化し、手に負えない状態になっていたという。


このニュースと共に降板の例としてハン・ソロのスピンオフ映画からフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督が降板したニュースが紹介されている。ハン・ソロのスピンオフ映画監督降板の発表時にはVarietyが「やりたいようにやる自由が与えられなかった。」、「ケネディ、彼女のチーム、カスダンには長年培ってきた彼らのやり方がある。」という内容と共にルーカス・フィルム側や脚本家と衝突があったという裏側を報じている。

IGNが紹介したDeadlineの記事内容によると今回の降板もそれとよく似た感じのようだ。


マーベル・シネマティック・ユニバースと同様、「スター・ウォーズ」フランチャイズのトップは、「我々のやり方に従うか、出て行くか」というアプローチを取っているようだ。Deadlineによれば、ジョンソンは「ルーカスフィルムのマシン」に矛盾なく馴染むことができるという。

The Hollywood Reporterの情報もDeadlineの情報も本当であるならば、ハン・ソロ監督降板に引き続き「エピソード9」も脚本でスタジオ側と監督が上手くいかなかったのが原因と考えるのがいいみたいだ。アプローチに関してはシリーズやユニバースをしっかりとした物にしていくために「我々のやり方に従うか、出て行くか」というアプローチをディズニー傘下のルーカスフィムとマーベル・スタジオは取っているのだろうと思った。













Source: Star Wars.com, IGN, TV GrooveDramanavi.net